葬儀に関する相談・打ち合わせは不幸が起きた後だけでなく、不幸が起きる前に葬儀の内容や費用について相談する葬儀の事前相談があります。
事前相談では、具体的な打ち合わせを望む人もいれば、緊急ではないが葬儀についてしておきたい人など、利用する方もさまざまです。
葬儀のスタイルや流れ、準備しなければならないもの、費用、心構えなど、どんな些細なことでも教えてくれます。
喪主なんて初めてだという方がほとんどで、分からないことばかりで当然です。
だからこそ、事前に相談して、葬儀についてのおおまかなことを頭の中に入れておくのがよいのです。
いざという時の負担は大きく軽減することができます。
葬儀の事前相談を行うメリット
実際に不幸が起きると、想像以上に慌ただしくなります。
以下のように、喪主がしなければならないことは多岐にわたります。
事前に葬儀社との事前相談ができていれば、連絡もスムーズに進めることができます。
- 死亡先の病院や警察への対応。
- 家族や親戚などの関係者への連絡。
- 葬儀社への手配と打ち合わせ。
など
不幸が起きてからしなければならないこと
上記でも少しふれましたが、逝去後、喪主がしなければならないことをまとめました。
- 葬儀社の手配
- 搬送先の決定
- 寺院への連絡
- 親戚や関係者への連絡
- 会社や学校への連絡
まずは葬儀社に連絡して遺体搬送の手配をしなければなりません。
搬送先は主に自宅か、葬儀社などが保有する安置施設です。
どこに搬送するのかを決めなければなりません。
また、自宅に搬送する場合は、仏間をきれいに整えて、故人様をお迎えする準備をしなければなりません。
菩提寺がある場合はすぐに連絡をしましょう。
枕経を読み上げに来ていただくこともあります。
また、葬儀日程の決定は、喪主の希望、寺院の希望、斎場や火葬場などの空きを調整して決めます。
不幸が起きたことを関係者に連絡しなければなりません。
すぐに知らせなければならない人。
葬儀日程が決まってから知らせるべき人をきちんと分けましょう。
情報が錯綜すると混乱が生じてしまいます。
また、特に近しい人でなければ、自宅への弔問ではなく葬儀式場に来てもらうようにしましょう。
長期間会社や学校を休まなければならなくなります。
進行中の仕事の引継ぎなどをしなければならないでしょう。
など、以上のようなことをしながら、葬儀社と具体的な打ち合わせを進めていくのです。
この短時間における喪主への負担は相当なものです。
ですから、可能であれば事前相談をしておきましょう。
何をしなければならないのかを頭の中で整理しておくだけで、いざ不幸が起きた時の喪主の心構えに、大きな余裕が生まれます。
事前相談は抵抗のある方が多い
事前相談のメリットを紹介してきました。
ですが、中には次のように考えてしまい、事前相談には抵抗がある方もいるようです。
- 個人情報を知られたくない
- 元気なうちから死について考えたくない
また、こちらの情報を伝えることで、その後、さまざまな営業をしてくる可能性もゼロではありません。
とはいえ、やはり葬儀社に事前相談することをおすすめします。
人生で1度しかないかもしれない葬儀、最初で最後の喪主。
そもそも葬儀の経験なんて滅多になく、喪主として葬儀を取り仕切るなど人生で一度あるかないかのこと。
慣れないこと分からないことなんて当たり前です。
だからこその事前相談です。
葬儀がどういうものなのか、どういう流れで進んでいくのか、どれくらいの費用が掛かるのかを、事前に知ることができます。
また、すでに葬儀社を決めているのであれば、事前に内容を打ち合わせしておくことで、不幸が起きてからきめなければならないことが軽減できます。
慌ただしい中ですべてをゼロから決めていくのは、とても大変なことなのです。
葬儀社を比較検討する
これまで述べて来たように、いきなりぶっつけ本番で葬儀の打ち合わせをするよりも、事前相談することをおすすめします。
事前相談の際には、ざっくりでもいいので、こちらが何を希望しているか。
何が分からないかをはっきりと伝えしましょう。
また、事前相談は葬儀の知識を手に入れるためだけでなく、相談することでいくつかの葬儀社を比較検討することができます。
葬儀社を比較する際には以下の箇所をチェックしてみましょう。
1.資料請求
いきなり複数の葬儀社に掛け合うのはとても労力がかかることです。
まずは、比較検討の為に複数の葬儀社に資料請求をしてみましょう。
4~5社くらいがおすすめです。
また、その時の電話での対応だけでも、その葬儀社の姿勢が垣間見ることができます。
届いた資料をチェック
送られてきた資料に目を通して、葬儀社の質を見極めましょう。
費用が高い、安いだけではなく、いかに読みやすい資料にしているかやお客様目線に立ち、こちらが望んでいる情報を発信してくれているかなどを見極めましょう。
分かりやすい見積もりか
見積書も一緒に依頼した場合には、その見積書がわかりやすいものであるかどうかをチェックします。
- 内訳が分かりやすく明示されている。
- 料理や返礼品などの数量変動の品目についてもきちんと分かりやすく説明してある。
- プラン以外にどんな費用が必要かが書かれている。
など、先程述べたように高い安いだけではなく、分かりやすく透明性のある書面かどうかを見極めましょう。
葬儀社のスタッフに対面で相談する
送られて来た資料を精査し、気になる葬儀社を2社程度に絞り込みます。
あとは実際にスタッフと直接会って話をしましょう。
会館を保有している葬儀社であれば、見学も兼ねて出向くのでもいいでしょう。
あるいは自宅に来てもらい、どこにご遺体を安置するのかなどを見てもらうのでもいいでしょう。
対応する社員の身なりや清潔感。知識や経験の豊富さ。
人柄などを見極めましょう。
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